令和5年度 学校経営方針
令和5年4月1日
福岡県立戸畑工業高等学校
[学校教育目標]
志高く叡智を磨き、誠実かつ心身ともにたくましく
地域の産業界に貢献する工業人の育成
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【特色ある教育活動】 「戸工版デュアルシステム」「得意技コース制」
創立85年となる本校は、北九州一円の産業界の発展に寄与する工業人の育成を行ってきた。
開校当時より企業との深い信頼関係で繋がっている歴史の中、平成19年度から地元企業に協力を得ながら、長期企業実習における最新技術や熟練技術に触れる「戸工版デュアルシステム」を本校の3年間のキャリア教育の中心として実施している。
また、1年次に機械・電気系、建築系のそれぞれの基本的内容を学んだ後、2年次から興味・関心・適性・進路希望に応じて選択できる「得意技コース制」(機械・電気系では、機械科【機械技術コース、自動車技術コース】、電気科【電気技術コース、電力管理コース】、情報技術科【情報通信コース、ロボット技術コース】の6コース、建築系では、建築科【建築技術コース、建築デザインコース】の2コース)による実践的・体験的技能教育を推進することによって大きな成果をあげている。
【校 訓】
誠 実 ・ 創 造 ・ 努 力
「誠を尽くし、新しいものを開発していく精神を忘れることなく、努力せよ」
【本年度重点目標】
1 各教科・科目において観点別評価を充実させ、「指導と評価の一体化」を図り、新しい時代に必要な資質・能力を育成する。
2 高校生活3年間を見通したキャリア教育の推進及び特色ある教育活動(戸工版デュアルシステムや得意技コース制)を充実させ、個々のニーズに応じた進路実現を図る。
3 望ましい集団活動をとおして心身の調和のとれた発達を図るとともに、人権感覚を育成し、いじめのない学校づくりを推進する。
4 保護者や地域と積極的に連携し、社会に貢献できる人材を育成するとともに地域から愛される学校づくりを推進する。
5 風とおしの良い職場環境と安全・安心な教育環境を整える。また、「働き方改革」を推進し、効率的・効果的な教育活動に努める。さらに、経験の浅い若年教員に対する支援体制を強化する。
[具体的方策] 1 ○各教科・科目において育成すべき観点ごとの指導目標及び内容と、評価基準を一体的に検討することで授業改善を図る。
○「主体的・対話的で深い学び」の実現をめざし、ICTの活用等によるわかる授業の創造、個に応じた学習指導の工夫、家庭学習の定着を図る。
○教科指導方法等の課題の解決を図るために、教科内、学科内、学年内で生徒情報を共有するとともに、授業改善を推進させるカリキュラム・マネジメントを実践する。
2 ○各学年と教科及び学科が連携し、「キャリアパスポート」を活用した3年間を見通した計画的、組織的なキャリア教育を推進するとともに進路指導体制を構築する。
○「戸工版デュアルシステム」によって、生徒の自己発見と自己改善がより図れるように、受け入れ先企業や保護者との連携のもと更に教育体制を強固なものとする。
○学年と学科・コースの連携を図り基礎的・基本的学習内容を身に付けさせるとともに探究的な学習やものづくり、部活動や資格取得を推進する。
3 ○教育活動全体をとおして、挨拶やコミュニケーションを大切にし、常に生徒の実態把握と情報共有に努めたきめ細かな教育活動を推進する。
○生徒の主体的な特別活動(ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事)を推進する。また、部活動の活性化に努め、生徒の生きる力や協働力を育み、活力ある学校づくりを推進する。
○道徳教育と人権教育を充実させ、生徒の規範意識の向上や自尊感情の醸成、思いやりの心の育成に努め、いじめや差別のない学校環境をつくる。
4 ○地域からの正確な情報受信と地域への積極的な教育活動の情報発信のため、ホームページ等の内容充実に図る。
○ボランティア活動や関係機関、企業をはじめとする地域との連携及び交流による教育活動を推進する。さらに、ものづくり教室等で本校が行う専門教育の成果を地域に還元する。
○PTA・同窓会との連携や中学校訪問、また、学校評議員・学校関係者評価委員による外部の意見を教育活動に反映させる。
5 ○計画的・組織的な教育活動を展開する中で、綿密な職員間の情報共有や日々の安全点検の実施しにより学校の衛生・保健環境整備を行う。
○学校行事や業務の目的を明確にし、計画・実施・検証・改善のサイクルを意識しながら効率的・効果的な教育活動に努める。
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